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兵庫県伊丹市鴻池3丁目4番3号 
グランベルデ鴻池1-A

1型糖尿病

1型糖尿病について

1型糖尿病は、体内でインスリンを分泌する唯一の細胞である膵臓のβ細胞が何らかの理由により破壊され、インスリンの分泌がほとんどなくなってしまう事で糖尿病を発症します。自己免疫性(大部分)と原因不明の特発性に分けられます。
自分でインスリンを分泌する力がなくなってしまうため、インスリン治療がかかせません。

分類

インスリンが減少していく程度によって、大きく3つのタイプに分類されます。

劇症1型糖尿病

膵臓のβ細胞が破壊されると同時に急激にインスリンの分泌が低下してしまうタイプです。この場合、1週間程度でインスリンが分泌されない状態となって、重篤な急性合併症である糖尿病性ケトアシドーシスを引き起こし、診断される事も多いです。
劇症1型糖尿病は、腹痛や感冒様症状を認めることも多く、急性膵炎や腸炎との鑑別が必要となります。

急性発症1型糖尿病

1型糖尿病患者さんの中で最も多いタイプとされ、膵臓のβ細胞の破壊が始まってから数ヶ月程度経過した後にインスリンの分泌が低下するようになります。それによって、高血糖状態の特徴でもある、口の異常な渇き、多飲・多尿、全身の倦怠感、体重の減少などの症状がみられるようになります。

緩徐進行1型糖尿病

数ヶ月から数年をかけて徐々にインスリンの分泌が低下していくタイプの1型糖尿病です。
2型糖尿病と診断されている方の中にも実は「緩徐進行1型糖尿病」である事があります。
早期に発見し、早期にインスリン治療を行えば、将来の膵臓からのインスリン分泌を守ることができるとも言われています。

治療

1型糖尿病の診療はより専門的な診療を要します。
患者さんの病態や生活に合ったインスリンを選択し、持続グルコース測定器などのデバイスを組み合わせて、効率的に治療を行っていきます。

  • 外食または血糖値が上がりやすいメニューの時はどうするか。
  • 月経周期に合わせてどうすればいいか。
  • 基礎インスリン量が季節の変わり目で合わなくなってきた。
  • 昼食から夕食までの間が長くて夕食前に低血糖になる。
  • 運動をする時にどうすればいいか。… etc.

日々悩みは変わります。診療の度に少しずつ知識を共有する事でみなさんの治療の引き出しを増やします。
とても相談しやすい環境です。ぜひお気軽にご相談下さい。

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間欠スキャン式持続血糖測定器(フリースタイルリブレ)

機械をかざすだけで血糖値を測れる装置です。

フリースタイルリブレ2

フリースタイルリブレは、小さなセンサーを上腕に装着し、測定器もしくはスマートフォン(NFC搭載機種)をかざすだけで、自分の血糖をリアルタイムに知る事ができます。
センサーは最大14日間つけっぱなしにして、その間であれば、何回でも予測血糖値を出してくれるので、血糖値が上がっている状態なのか、下がっている状態なのかを確認することが可能です。

夜間の低血糖や食後の高血糖など血糖値の変動を可視化する事で、患者さんの生活習慣を知るきっかけとなり、血糖値のコントロールが悪い方も解決の糸口がみつかります。

※1型糖尿病・2型糖尿病(インスリン療法施行中)の方に使用しています。

大木医院

医療法人社団 大木医院
〈院長〉菅原 佳織 
〈診療内容〉一般内科・糖尿病専門外来

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