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兵庫県伊丹市鴻池3丁目4番3号
グランベルデ鴻池1-A
生活習慣病
生活習慣病とは
生活習慣病とは、その名の通り、食べ過ぎ、運動不足、喫煙、飲酒、肥満、ストレスなどのご自身の生活習慣が病気を発症させたり、進行に関与する疾患とされています。
生活習慣病の特徴
- 自覚症状が出にくく、早期発見が難しい
- 自覚症状が出た時は病気が進行している時が多い
- 治療には薬物療法や生活習慣の見直しが必要
生活習慣病は自覚症状がないため、症状が出た時には命にかかわる重大な病気になっている可能性があります。
できるだけ早期に発見し、早期に治療をスタートし、病気の進行・合併症を防ぐことが重要です。
各自治体では、生活習慣病に罹患しやすいとされる40~74歳の方を対象とした特定健康診査(特定健診)を実施しています。また会社にお勤めの方であれば一般健康診断(定期健康診断)を受けることが労働安全衛生法(第66条第1項)で定められています。どちらも年1回の受診となりますが、これといった症状がないという場合でも必ず受けられるようにして下さい。不安がある方は一度ご相談下さい。
代表的な生活習慣病
糖尿病
糖尿病診療はこちら高血圧症
血圧が140/90mmHg以上の場合、高血圧症と診断します。高血圧症になっても、通常すぐに自覚症状はありません。そのため、健康診断などで高血圧を指摘されても、治療を受けていない方がいらっしゃいます。長期間血圧が高い状態が続くと、血管に負担がかかり、血管がもろくなり、動脈硬化が起こります。その結果、各組織でトラブルを引き起こします。中でもダメージを受けやすいのが、脳と心臓と腎臓です。
高血圧治療の目標は、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血・狭心症・心筋梗塞・心不全・腎不全などの病気を予防する事です。
生活習慣の改善で血圧が目標まで下がらない場合は、お薬で高血圧を治療します。
高血圧の治療によりこれらの病気を予防することができます。
脂質異常症(高脂血症)
脂質異常症とは
- 中性脂肪が高い
- LDLコレステロールが高い
- HDLコレステロールが低い
1つでも当てはまる項目があれば、脂質異常症です。
基本的に脂質異常症は全く自覚症状がありません。
そのため、脂質異常症を治療せずにいる人が多く、心血管疾患や脳血管疾患の症状があらわれて、初めて事態の重要性に気付く事も少なくありません。
実際、LDLコレステロール、TGが高いほど、HDLコレステロールが低いほど、冠動脈疾患・脳卒中の発症リスクは高い事が報告されています。
下記のような人は脂質異常症になりやすいと言われています。
- 家族に脂質異常症や心血管疾患や脳血管疾患の人がいる
- 肥満傾向である
- 高血圧症がある
- アルコールを飲みすぎている
- 運動不足
- 閉経している女性
- 食生活の欧米化
脂質異常症の治療において、重要な事は生活習慣の改善です。
生活習慣の改善でも目標に到達しない場合はお薬で脂質異常症の治療をします。
血液中のコレステロールは食事で摂ったものだけではありません。
コレステロールは体内(肝臓)でも作られています。むしろ食事で摂るよりも肝臓で作られるコレステロールのほうが多いです。
体内(肝臓)で作られるコレステロールの量が多いと、食事に気を付けてもなかなかLDLコレステロールが下がりません。
そのような方は、お薬でLDLコレステロールを下げることにより、動脈硬化を予防することができます。
高尿酸血症(痛風)
血液中に含まれる尿酸が7.0㎎/dlを超える状態が高尿酸血症です。
血液中では尿酸塩として存在しています。この尿酸塩の結晶は針状の形をしており、これが間接などにとどまっていくと激しい痛みを引き起こすようになるのですが、これが痛風です。ほかにも腎臓の機能を低下させたり(痛風腎)、尿中で結晶化して尿路結石を起こしたりします。
痛風の治療は、まずは尿酸値を下げる事が大切です。それには食事療法が重要で、プリン体(レバー類、干し椎茸、魚卵類、えび、かつお、いわし、アルコール飲料など)を多く含む食品の摂取を控え、栄養バランスの良い食生活を送るようにします。
すでに痛風発作を起こしている場合には薬物治療が必要です。尿酸の結晶を溶解除去して痛風の再発を防止するには、尿酸値を6.0mg/dl以下に維持する必要があります。
尿酸値が下がってからも、尿酸の結晶が溶けるまでには時間がかかります。地道にしっかり治療を続けましょう。
医療法人社団 大木医院
〈院長〉菅原 佳織
〈診療内容〉一般内科・糖尿病専門外来
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〒664-0006 兵庫県伊丹市鴻池3丁目4番3号
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伊丹市営バスにて
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